【必見】美しく描かれる情景が魅力!新海誠監督作品全8作品を紹介

アニメ

こんにちは。
odangoです。

私が大好きな新海誠監督の最新作「すずめの戸締り」が
今週4月5日(金)の金曜ロードショーにて地上波初放送となりました。
皆様ご覧になりましたでしょうか。

そこで今回は新海誠監督のこれまでの作品について
一つ一つ紹介したいと思います。

スポンサーリンク

新海誠作品の特徴

切なくて泣ける

新海誠作品は感動を誘う物語が多く、
内容が分かっていたとしても
「何度観ても泣ける」という感想を持つ方が多いです。
どんな恋も叶うようなファンタジーではなく、
切なさと希望が交錯する物語が魅力です。

すれ違う男女の関係を描いている

作品の多くは、会いたいのに会えない、
気付けない、追いかけても追いつけない、
伝えたいのに伝わらないなど、
もどかしくすれ違う男女の関係を描いています。
しかし、それは必然で運命なのだと思わせるような描き方で、
見ていてイライラすることがありません。

日本の古典文学が織り込まれている

新海誠の作品の背景には日本の古典文学があります。
作品には古事記や万葉集などの要素が取り入れられており、
人々を楽しませる物語のヒントが隠れています。
その為、詩的な言い回しや情緒ある雰囲気が描かれており、
どことなく趣深い空気を含んだ映像が魅力です。

圧倒的な世界観のアニメーション映画

作品ごとに異なるモチーフや魅力的な登場人物、
印象的なセリフが登場し、壮大で繊細な物語が紡がれています。
また、透明感のある美しい映像で心を打つことが知られています。
特に、自然や建物等の風景の描写が圧倒的に綺麗で、
新海誠監督の作品の最大の特徴と言えるでしょう。

主な作品の内容と視聴時間

新海誠がこれまでに手がけた主な作品の内容と視聴時間をご紹介します。

ほしのこえ (The voices of a distant star) (2002)

【内容】
未来の宇宙を舞台に、地球と遠く離れた場所にいる恋人同士が
通信のみで繋がっている物語。
感動的なSFラブストーリーとなっています。
現代の作品とは異なり、少々レトロな雰囲気の作品となります。
新海誠監督がたった1人で作り上げた、
映像界に鮮烈なデビューを飾った作品となります。
【視聴時間】
約25分

【あらすじ】
『 私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。 』
ミカコとノボルは中学の同級生。
同じ部活で仲の良いふたりだが、2046年の夏、
ミカコは国連宇宙軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。
地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうも、
ミカコが乗るリシテア号が地球から離れるにつれ、
メールの往復にかかる時間は開いていく。
やがてリシテア号はワープを行い、
ミカコとノボルの間の時間のズレは決定的なものへとなっていく…。

引用元:コミックス・ウェーブ・フィルム

雲のむこう、約束の場所 (The place promised in our early days) (2004)

【内容】
津軽海峡を挟んで南北に分断された戦後の日本を舞台に、
世界の謎を背負った1人の少女を救うため
葛藤する少年たちの姿を描かれています。
青春と約束をテーマに、2人の少年と少女が約束の地を目指す物語。
美しい風景と切ない想いが表現された作品となっています。
新海誠監督が初めて挑戦した長編アニメーション作品です。
【視聴時間】
約90分

【あらすじ】
米軍統治下の日本。
青森に暮らす中学生の藤沢浩紀と白川拓也は、
海峡を挟んだ北海道に立つ巨大な塔に憧れ、
いつかその塔を目指そうと廃駅跡でひそかに飛行機の組み立てにいそしんでいた。
ある夏休み、2人はもうひとつの憧れの存在、
同級生の沢渡佐由理に飛行機の秘密を打ち明ける。
3人は一緒に塔を目指す夢を共有し、
ひと時の幸せな時間を過ごすが、
中学3年の夏、佐由理は理由を告げることなく転校してしまう。
飛行機で塔を目指す夢もそのまま立ち消えとなり、3年の時が過ぎる。
それぞれの道を歩んでいた浩紀と拓也だったが、世界情勢に暗雲が漂い、
塔の秘密が次第に明らかになったことをきっかけに、2人は再会する。

引用元:映画.com

秒速5センチメートル(a chain of short stories about their distance.)(2007)

【内容】
恋愛を描いた感動的なアニメーション映画。
3つのエピソードから成る作品で、
時間と距離の意味を探求する内容となっています。
それぞれ異なる視点で描かれており、
非常に人間味が溢れた、どこにでもあるような雰囲気が特徴です。
こちらは割と有名なタイトルかと思いますので、
ご存知の方もいるのではないでしょうか。
【視聴時間】
約63分

【あらすじ】
小学校の卒業と同時に離ればなれになった遠野貴樹と篠原明里。
二人だけの間に存在していた特別な想いをよそに、時だけが過ぎていった。
そんなある日、大雪の降るなか、ついに貴樹は明里に会いに行く……。
貴樹と明里の再会の日を描いた「桜花抄」、
その後の貴樹を別の人物の視点から描いた「コスモナウト」、
そして彼らの魂の彷徨を切り取った表題作「秒速5センチメートル」。
3本の連作アニメーション作品。
【新海誠監督のコメント】
「秒速5センチメートル」は、ひとりの少年を軸にして描かれる、
独立した3本の作品からなる連作短編アニメーションです。
時代は1990年代前半から現代までの日本。
場所は少年の人生に沿って東京や地方のいくつかを変遷します。
この作品には、他の多くのアニメーション作品に見られるようなSFや
ファンタジーなどの架空の要素は登場しません。
そのかわり徹底したロケハンを行い、
今この現実をアニメーション表現の中にすくい取ろうと試みています。
我々の日常には波瀾に満ちたドラマも劇的な変節も
突然の天啓もほとんどありませんが、
それでも結局のところ、世界は生き続けるに足る滋味や
美しさをそこここに湛えています。
現実のそういう側面をフィルムの中に切り取り、
観終わった後に、見慣れた風景がいつもより輝いて見えるような、
そんな日常によりそった作品を目指しています。

引用元:コミックス・ウェーブ・フィルム

星を追う子ども(Chirdren who Chase Lost Voices from Deep Below)(2011)

【内容】
これまでの作品とは一線を画した作品となっており、
完全なるファンタジー世界を舞台とした物語となっています。
現実世界とは全くかけ離れた内容ではありますが、
もしかしたらどこかにこんな世界があるのではないかと
思わせてくれるようなストーリー性が魅力です。
『それは❝さよなら❞を言うための旅』というキャッチコピーの通り、
日本の伝統的なアニメーション性に則りながらも、
新海監督らしい感動と涙を誘う内容となっています。
【視聴時間】
約116分

【あらすじ】
ある日、父の形見の鉱石ラジオから聴こえてきた不思議な唄。
その唄を忘れられない少女アスナは、
地下世界アガルタから来たという少年シュンに出会う。
2人は心を通わせるも、少年は突然姿を消してしまう。
「もう一度あの人に会いたい」
そう願うアスナの前にシュンと瓜二つの少年シンと、
妻との再会を切望しアガルタを探す教師モリサキが現れる。
そこに開かれるアガルタへの扉。
3人はそれぞれの想いを胸に、伝説の地へ旅に出る―。

引用元:コミックス・ウェーブ・フィルム

言の葉の庭  (2013)

【内容】
青春と季節をテーマに、雨の日に出会った少年と
女性の心の交流を描いた美しい作品。
キャッチコピーは『❝愛❞よりも昔、❝孤悲❞(こい)の物語』となっており、
日本の古典文学感が非常に出ている作品だと思っています。
庭がテーマとなっているだけあり、
自然の表現に非常に目を惹かれる部分があり、
色味や動きなど全てが幻想的に描かれております。
アニメーション映画としては短い時間の作品になるので、
あっという間に見終わってしまった感覚になります。
【視聴時間】
約46分

【あらすじ】
新海誠監督が、初めて現代の東京を舞台に描く恋の物語。
靴職人を目指す高校生タカオは、雨が降ると学校をさぼり、
公園の日本庭園で靴のスケッチを描いていた。
そんなある日、タカオは謎めいた年上の女性ユキノと出会い、
2人は雨の日だけの逢瀬を重ねて心を通わせていく。
居場所を見失ってしまったというユキノのために、
タカオはもっと歩きたくなるような靴を作ろうとするが……。

引用元:映画.com

君の名は。 (Your Name.) (2016)

【内容】
体が入れ替わる不思議な現象を経験する2人の青年と少女の物語。
日本の伝統と現代の都市が交差するファンタジー作品となっています。
言うまでもなく、新海誠監督の名前が多くの人に轟いた感動必至の超大作。
ファンタジー要素がありながらも、
現実世界をメイン舞台としている為、主人公たちに寄り添い、
感情移入して観てしまうストーリー性が非常に魅力と言えるでしょう。
上映時間】
約107分

【あらすじ】
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。
山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。
そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。
見覚えのない部屋、見知らぬ友人、目の前に広がるのは東京の街並み。
念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。
一方で、東京で暮らす男子高校生・瀧も奇妙な夢を見た。
行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ。
繰り返される不思議な夢。
そして、明らかに抜け落ちている記憶と時間。二人は気づく。
「私/俺たち、入れ替わってる!?」
いく度も入れ替わる身体とその生活に戸惑いながらも、
現実を少しずつ受け止める三葉と瀧。
残されたお互いのメモを通して、時にケンカし、
時に相手の人生を楽しみながら状況を乗り切っていく。
そして、気持ちが打ち解けてきた矢先、突然入れ替わりが途切れてしまう。
自分たちが特別に繋がっていたことに気づいた瀧は、
三葉に会いに行こうと決心する。
「まだ会ったことのない君を、これから俺は探しに行く。」
辿り着いた先には意外な真実が待ち受けていた…。
出逢うことのない二人の出逢い。
運命の歯車が、いま動き出す。

引用元:映画『君の名は。』公式サイト

天気の子 (Weathering with You) (2019)

【内容】
雨を操る少女と少年の運命が交錯する、自然と人々の絆を描いた作品です。
運命に翻弄される少年と少女が自分の人生、生き方に向き合い、
自ら選択し、進んでいく感動と絆の物語。
二人の恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代に、
そして全世界へのメッセージとして描かれています。
『雨』という自然現象にストーリー性を持たせた、
非常に神秘的な展開と新海誠作品ならではの描写の細やかさが魅力です。
上映時間】
約114分

【あらすじ】
『これは、僕と彼女だけが知っている、世界の秘密についての物語』
天候の調和が狂っていく時代、運命に翻弄される少年と少女が
自らの生き方を「選択」するストーリー。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、
孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。

引用元:映画『天気の子』公式サイト

すずめの戸締まり (Suzume no Tojimari) (2022)

【内容】
日本各地の廃墟を舞台に、
災いの元となる「扉」を閉める旅に出た少女の冒険と成長を描いた作品。
普通は目に見えないものである災いが引き起こす地震現象、
そして災いが湧く場所はかつて様々な人達の生活や
思い出があった廃墟となってしまった場所という
観ている側の心に訴えかける内容となっています。
災いを防ぐ為に立ち向かうすずめと草太、
そしてすずめの成長と扉を閉じていく中で開かれる
閉じ込められていたすずめの真実と心を知る展開が非常に魅力的です。
【上映時間】
約121分

【あらすじ】
『扉の向こうには、すべての時間があったー』
すずめが歩む道の先で待つのは、見たこともない風景。
人々との出会いと別れ。驚きと困難の数々。
それでも前に進む彼女たちの冒険は、
不安や不自由さと隣り合わせの日常を生きる我々の旅路にも、
一筋の光をもたらす。過去と現在と未来を繋ぐ、❝戸締まり❞の物語。

九州の静かな町で暮らす17歳の少女・鈴芽は、
「扉を探してるんだ」という旅の青年・草太に出会う。
彼の後を追って迷い込んだ山中の廃墟で見つけたのは、
ぽつんとたたずむ古ぼけた扉。
なにかに引き寄せられるように、すずめは扉に手を伸ばすが…。

扉の向こう側からは災いが訪れてしまうため、
草太は扉を閉めて鍵をかける“閉じ師”として旅を続けているという。
すると、二人の前に突如、謎の猫・ダイジンが現れる。

やがて、日本各地で次々に開き始める扉。
不思議な扉と小さな猫に導かれ、九州、四国、関西、
そして東京と、日本列島を巻き込んでいくすずめの”戸締まりの旅”。
旅先での出会いに助けられながら辿りついたその場所で
すずめを待っていたのは、忘れられてしまったある真実だった。

引用元:映画『すずめの戸締まり』公式サイト

これらの作品は、新海誠の独自の視点と感性が凝縮されており、
美しい映像と深い感情で心を打つことで知られています。

この機会に色々な作品を観てみるのはいかがでしょうか。

これらの作品はレンタルや各配信サイトで視聴可能です。
詳細は各サイトにてご確認ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました